香水好き
中東の航空会社の機内では、配られるおしぼりやウエットティシュには、ちょっと強めの香りが付いています。
食事の前にそれで拭いてしまうと、パンなど直接手で食べるものは、香水つきパンを食べるような感じです。
飛行機が着陸する少し前も、キャビンアテンダントが機内の端から端まで、香りのスプレー缶をプシューっと開けて掛け回ります。
最近スーダンのあちらこちらのレストランでも、レジの横に香水が置かれるようになりました。
手で直接食べる彼らは、食後の匂い消しのために香水を手にかけるのだそうです。
私は今でもそれはできませんが、彼らはハンドクリームを付けるように手に付けます。
スーダン人は男性も女性も香水好き。
特にミセスの女性たちは、オリジナルの香水を作り自慢します。
そして部屋の中までも、香りをつけます。
小さな入れ物におこした炭を入れ、その上に5㎝位の香木を置き、それが放つ煙りで
部屋に香りを付けます。これは、ハエや蚊などの虫よけにも一役買います。
私はこれがとても好きで、スーダンのアパートでは一日二回施しています。
香木を施す習慣は、インドから伝わってきたそうで、香木の木もインドからの輸入だと聞きました。
買い物から帰宅すると、部屋にこの香りが染みついているので、その香りに本当に癒されます。
スーダン人が正式なコーヒーのおもてなしをしてくれる時も、飲む前に必ずこの香木の煙りを施します。
その時の香木の香りも、それぞれの好みの香りに、香水やレモンや砂糖などを使って
オリジナルを作ります。
最近では、香水ショップでこの香木も買うことができますし、ある地域では香木ばかり販売する
市場もあります。
とにかく香水好きです。