お水がない
今年の前半の活動では、オバイド市の一般人のお宅に滞在させていただきました。
砂漠の中にあるこの街は、昨年以上に深刻な水不足でした。
夕食後(現地ではランチタイム)の片づけの時は、もう殆どお水は水道から出なくなります。
だから、キッチンは洗い物の山です。
私も水浴びは、15㎝正方の深さが20㎝ほどのポリ容器に、2~3杯が普通でした。
ですから今日は体、今日は髪を洗う日と、分けて使いました。
それでも、暑くて砂っぽい体に水をかけることができるのは、本当にありがたい事でした。
顔も一杯の水で、大切に片手で汲み取りながら洗いました。
ある時は、水が全くない日があって、水が来る夜中になって水浴びをしました。
しかし、なんとその夜に限って停電で、懐中電灯を足元に置いて洗いました。
日中、ガンガンガンガン・・・とポリバケツをたたくような音がしたら、それは水売りです。
ロバに水を背負わせて売りに来ています。ほぼ毎日です。
何とか、水不足を切り抜けていましたが、ただ洗濯には困りました。
洗濯できるほどの水がないのです。10日間の滞在中で、洗濯は1回できただけでした。
それも、すすぎは1回しかできませんでした。
このような環境で教室を建てているのですが、セメントを練る水も、煉瓦をくっ付ける為の
泥を練る水も、準備するのが大変な中、みんなで協力し合って準備をしています。