スーダンのレンタカー事情
今回のサファリパーク行きに、車をレンタルすることにしました。地方はまだまだ舗装されていず、
遠出にはラウンドクルーザーなどの四輪駆動車が必需品です。
でも、でもです・・・
今は大統領選挙の真っ只中らしく(どこで選挙戦をしているの?)、政府も四輪駆動車が
必要だそうで、片っ端から予約をしているらしく、車が手配できなくなったというんです。
なるほどぉ~政府も必要なんだぁ~と初めて知った私です。
選挙の遊説中に、どこで襲撃されるかわからないから、大統領の護衛は多いそうです。また
時々夜になると選挙カーなるものが、何か言って走っていきます。このカルツームだけではなく、
ローカルにも選挙のために行くわけですから、四駆が必要みたいです。
ちなみに四駆は、日産やいすゞのもあります。
いつも車のことでお世話になっているスーダン人も、今までの金額では交渉できないと言い出す始末。
四駆を持っている人から「また貸し」になるので、持ち主が安い料金では納得しないと。
そりゃあそうですよね! ビジネス(仲介業)だからねぇ・・
もちろん、レンタカーショップもありますが、この場合ドライバーが必ず付きます。
なぜなら、車をエチオピアなどで売りさばいたり、部品を盗んだり、とにかく戻ってこない可能性が高い。
だから、レンタカーショップで借りる場合、ドライバー付きが一般的。
借りるとなると、このドライバーの宿泊場所まで提供しなくてはならず、出費はもっとかさみます。
性格の良くないドライバーに当たると、チップを要求したり、スーダンではレシートが出ない事をいいことに
ガソリンを入れてくるからお金が欲しいなどと言って、だまし取ろうとする輩もいます。
貧しいがゆえに、このようにせざるを得ないんだね!
話が長くなりましたが、困難な車探しもなんとか手配ができて、サファリに向け出発したのです。
しかも友人の仲介のおかげで、きちんとメンテナンスをしてくれるし、走ってる途中でエンジンから
火が吹くことも、途中で壊れることも今まで全くなく、安心して借りることができました。