お祈りのデビュー
先日、3人目の出産を控えているジャミーラさんのお宅を訪問しました。
ジャミーラさんの長男は小学校1年生で7歳、日本の小学校に通っています。
妹は5歳で、やはり日本の保育園に通っています。だから、日本語は両親よりも上手に話します。
ジャミーラさんと、いろいろ子育ての話で盛り上がりました。
彼女も保育園で知り合った日本人の保護者から、日本人の子育ての話を聞いてその違いに驚いたり感心したり。
私に確認の意味もあったのでしょう、「日本人は子供が7歳になっても親と一緒にお風呂に入るのですか」
と質問してきました。
「そう、7歳ではまだ男の子も女の子も、親と一緒にはいるかなぁ~」と返事をしました。
そしたら「私達の社会では、男の子はだいたい7歳でお祈りにデビューします。
お祈りの前には、指定されたところを洗い清めてからお祈りを始めるので
その時までには自分で身の回りの事は自立させます」
つまり、男の子をモスクのお祈りに連れていくのが7歳らしいのです。
これは、とても重要な自立だと話していました。
ちなみに、年下の妹ともお風呂(シャワー)は、一緒に入らないそうです。
特に公の場に連れて出るから、早くから自立をさせるのかと質問をしました。
返ってきたもう一つの答えは、やはり欧米と似ていて、子供と大人の生活を区別させることが
必要だという事でした。
「日本人は、なかなか子離れできませんね!」と、ちょっと痛い言葉をかけられました。