衣服の文化
イスラム教徒の衣服をすでにご存じだと思いますが、国によって少しずつ違いがあります。
ここでスーダンの衣服を紹介します。
男女ともフォーマル、外出着、普段着とTPOに合わせて着用します。
まず男性は、ジャラビア(白い簡単服のような服)、タギーヤ(頭にのせる小さな帽子)、インマ(ターバンの様な長い白い布)を身に着けるのが正式。
金曜礼拝には、この服装ででかけます。
そしてインマの巻き方は、それぞれに工夫を凝らしてオシャレします。
ジャラビアは、ポケットの数や色や襟ぐりの形でセンスを表現します。
結婚式へは、アニマルスキンの靴を履いて、お気に入りの香水をたっぷりつけて参列します。
女性も非常にオシャレです。トップ(5Mほどの綿の長い布)を体に巻き付けて着用します。
北アフリカやアジアのパキスタン、バングラデシュ、インドなどでも、少し巻き方は違いますが着用しています。
金糸、銀糸、ラメ、スワロフスキー、スパンコール、ビーズなどを使った豪華なトップもあります。
暑い日差しから身を護るし、砂嵐には大活躍、赤ちゃんの授乳の際もひと役、とても理にかなっています。
結婚式の披露宴で着るトップは、それはそれは華やかな物です。
そして女性もたっぷり香水をつけることを忘れません。
非常に体格の良いスーダンの女性達(80㌔~100㌔)が、この衣装を身にまとい
ミュールの様な派手なサンダルで歩く姿は圧巻です。
女性たちは、結納品としても男性側から高価なトップを数枚納められるようです。
一般的な生活の中で、男性女性ともに日本人と殆ど変わらないものを着ています。
ただ、女の子はそれにタルハ(ロングショール)を頭部のみ着用、スカート丈はくるぶしまでのロングスカートを着用します。
スーダン人はセンスが良いです。