消えたシリア人
以前ブログで紹介しましたが、3~4年前から首都ハルツームは、占拠されたのではないかと思える程、シリア人で溢れかえっていました。
ある賃貸マンションは、一棟シリア人が借りている状況で、不動産バブルが起きていましたし、あちらこちらに、シリア人によるお店ができていました。
今もそれらのお店は残っていますが、街を歩けばシリア人にあたると言う状況は、すっかり鳴りを潜めました。夕涼みに集うナイル川の沿道も、どこもかしこもシリア人の車で駐車場はいっぱい。
スーダン人は駐車する事が難しかったのに、逆に今年はシリア人の車を探すのが大変な程です。
どうしたのかと友人に尋ねたら、スーダンでは生活が困難で、エジプトへ陸路で移動し、エジプトから船でヨーロッパに移動して行ったそうです。母国に変えれず、根なし草になってしまった彼らの幸せを、祈らざるをえません。